ホテルグランパシフィックメリディアン(スーペリアツイン)
2006/11/19 Sun [Edit]
宿泊時期:2006年11月
満足度: ☆☆☆☆☆☆☆☆
東京お台場、フジテレビの隣にドンと君臨するホテル。
1棟建て、しかも客室数900近くある大規模ホテルとしては、都心で最も新しく出来たところの1つかと思いますが、それでもオープンからかれこれ10年くらい経つでしょうか。
このホテルでボージョレ・ヌーヴォーのイベントがありまして、ワイン好きの私はたんまり飲んだくれたく、でも車通勤をしており、飲むと運転できませんので、泊まることにしました。
このホテルはビジネスで頻繁に訪れているのですが、宿泊は初めてで、とても楽しみにしてました。
早々に仕事を切り上げ、17時にはチェックインしてしまいました。



最近、ホテルのコンセプトを「東京リゾートシーン」に変えたそうですが、それまでは「パリ21区」がコンセプトで、基本的に客室や館内は従来のコンセプトが貫かれており、「和」の要素は全然ないです。


チェックイン後、まず気に入ったのが、エレベータ。木がふんだんに使われ、すごくオシャレ。いろんなホテルに泊まっていますが、一番良いかもしれません。

エレベータについてさらに満足なのが、8基も稼働している点。私の知る限り、他の大規模ホテルではせいぜい6基。
8基あるおかげで、エレベータの待ち時間はほとんどありませんでした。

今回泊まったのは、おそらくレート的に最もスタンダードな客室だと思います。ただ、↑写真でもおわかりかと思いますが、角部屋をアサインしていただきまして、かなり満足しました。満足の様子は後述します。

客室に入るとカードキーの挿入口があり、ここにカードキーを挿すと室内の照明が点くようになっています。逆に、抜くと数十秒後に照明が消えます。
ビジネスホテルの類だとこの仕組みのあるホテルは多いのですが、高級ホテルになると、最近オープンしたホテルでも付いていないところが多いです。
玄関脇のスイッチで全照明のオン・オフが出来るのなら、別になくてもいいんですけど、付いてないところに限って、客室から出ようとして玄関脇のスイッチをオフにしても、一部の照明がオフにならず、その照明器具まで行ってスイッチを切らねばならなかったり、急いでいる場合は、「まあいいや」となって、明かりが点いている状態で出かけてしまったりすることが多いので、私はこの仕組みはあったほうが良いと思います。

玄関脇のクローゼットは、十分な広さ。セイフティーボックス完備。持ち帰り可のスリッパも。

今回の客室は、ほぼ正方形の間取りで、奥行きはないけど幅の広さを感じます。構造上、ベッドも窓に向かって配置されています。


ベッドは、最近リニューアルされたとホームページに書いてありましたが、特に感動はしませんでした。いたって標準的な寝心地です。

チェアも、標準的なものです。


客室の装備でもっとも目立つのが、液晶テレビ。地上デジタル対応で、地上波は非常に綺麗な画面です。地上デジタルは新しいホテルや液晶テレビを導入しているホテルでも対応せずに「宝の持ち腐れ」状態となっているところが多いんですよねえ。なので、このホテルは偉い。



標準客室でもミニバー完備はありがたいです。非常に良心的な価格設定でした。まあ、このホテルにはコンビニがあるので、そことの兼ね合いで、あまり高い価格設定が出来ない、というのが本当のところでしょう。

客室からの眺めです。私は19階に泊まったのですが、レインボーブリッジはギリギリ望めました(実際、このホテルでは20階以上のブリッジ側をレインボーブリッジフロアとしているそうです。19階以下だとホテル日航(↑左下)が邪魔をします)。
それにしても、ここに泊まると、失礼ながら、ホテル日航がちっぽけに感じますなあ〜。
部屋に置かれていたメリディアンのワールドワイド・ディレクトリをによると、ホテル日航グループってメリディアンと提携してるんですねえ。ということは、こことあちらは関係が無くもない、ということですな。

右手に目を移すと、天下のフジテレビがど〜んとそびえております。

今回泊まっている部屋で一番気に入ったのが「バスルーム」で、この角部屋は、構造上、バスルームが奥行きがあってとても広く、しかも「窓」があります。ただ、フジテレビや首都高を眺めながらのんびり湯船に浸かれることを夢見たんですけど、残念ながら、浴槽に浸かると窓の位置が高くて下界を眺めるのが難しく、また、お湯を張ると窓がすぐに曇ってしまい、景色は堪能できませんでした。せめて窓にくもり止めを…と思いましたが、それでも、バスルームに窓があるのはいいですねえ。

洗面台は黒が基調でなかなか高級感がありました。写真左にある巾着にはアメニティーグッズが入っており、巾着ごとお持ち帰り可です。

トイレはウォシュレット付。浴槽は、それ自体のサイズは標準的なものですが、先述の通り、構造上広いバスルームにあり、窓もあるので、開放感は抜群です。これでジャグジーでも付いていたら言うこと無しなのですが、まあ、スタンダードな客室ですから、多くは望みません。


ホテルのワインイベントでヌーヴォーを飲みまくり、その後客室でもフルボディの赤を1本空け、酔っぱらった私は早々に爆睡。
ふと目が覚めると、ちょうど日の出タイムで、窓からは、ビル群やブリッジが全てピンクに染まった素晴らしい景色が。
朝食は、最上階の「スターロード」で洋食ビュッフェを。
眺めは良いんですけど、朝食の内容は改善の余地ありかな、と。まともに払うと¥2,800くらいするんですが、価格に見合った内容とは思えません。せめて、ジュース類、特にオレンジジュースくらいは「フレッシュ」で提供していただきたいと…。
客層を見ると、ファミリー、カップル、地方からの観光客がメインで、ビジネス客は少数。メリディアンだからか、フランス人と思われる外国人もちらほら。ホテルに泊まり慣れていない人々が多数を占めていて、ここのスタッフは大変だろうな、と思いました。
滞在中、フィットネスクラブを利用しました。なかなか素敵なんですが、このクラブは、アトリウム棟というホテル客室のある棟とは異なる棟にある為、客室から結構遠く、歩きます。また、ジムのエリアがちょっと狭い、というか、絶対的な広さがないところに色んな器具があまり間隔なく置かれているので、窮屈さを感じました。

都心にありながら、他の都心のシティホテルのようなビジネス客を意識した機能的な(すなわちあまり面白みのない)造りではなく、かと言って華美さが前面に出ているわけでもなく、非常に落ち着いた雰囲気のホテルでした。
遠出する時間的な余裕はないけど、リフレッシュしたいと思っている方は、週末をこのホテルで過ごすというのは、手かと思います。
また泊まりたいです。
満足度: ☆☆☆☆☆☆☆☆
東京お台場、フジテレビの隣にドンと君臨するホテル。
1棟建て、しかも客室数900近くある大規模ホテルとしては、都心で最も新しく出来たところの1つかと思いますが、それでもオープンからかれこれ10年くらい経つでしょうか。
このホテルでボージョレ・ヌーヴォーのイベントがありまして、ワイン好きの私はたんまり飲んだくれたく、でも車通勤をしており、飲むと運転できませんので、泊まることにしました。
このホテルはビジネスで頻繁に訪れているのですが、宿泊は初めてで、とても楽しみにしてました。
早々に仕事を切り上げ、17時にはチェックインしてしまいました。



最近、ホテルのコンセプトを「東京リゾートシーン」に変えたそうですが、それまでは「パリ21区」がコンセプトで、基本的に客室や館内は従来のコンセプトが貫かれており、「和」の要素は全然ないです。


チェックイン後、まず気に入ったのが、エレベータ。木がふんだんに使われ、すごくオシャレ。いろんなホテルに泊まっていますが、一番良いかもしれません。

エレベータについてさらに満足なのが、8基も稼働している点。私の知る限り、他の大規模ホテルではせいぜい6基。
8基あるおかげで、エレベータの待ち時間はほとんどありませんでした。

今回泊まったのは、おそらくレート的に最もスタンダードな客室だと思います。ただ、↑写真でもおわかりかと思いますが、角部屋をアサインしていただきまして、かなり満足しました。満足の様子は後述します。

客室に入るとカードキーの挿入口があり、ここにカードキーを挿すと室内の照明が点くようになっています。逆に、抜くと数十秒後に照明が消えます。
ビジネスホテルの類だとこの仕組みのあるホテルは多いのですが、高級ホテルになると、最近オープンしたホテルでも付いていないところが多いです。
玄関脇のスイッチで全照明のオン・オフが出来るのなら、別になくてもいいんですけど、付いてないところに限って、客室から出ようとして玄関脇のスイッチをオフにしても、一部の照明がオフにならず、その照明器具まで行ってスイッチを切らねばならなかったり、急いでいる場合は、「まあいいや」となって、明かりが点いている状態で出かけてしまったりすることが多いので、私はこの仕組みはあったほうが良いと思います。

玄関脇のクローゼットは、十分な広さ。セイフティーボックス完備。持ち帰り可のスリッパも。

今回の客室は、ほぼ正方形の間取りで、奥行きはないけど幅の広さを感じます。構造上、ベッドも窓に向かって配置されています。


ベッドは、最近リニューアルされたとホームページに書いてありましたが、特に感動はしませんでした。いたって標準的な寝心地です。

チェアも、標準的なものです。


客室の装備でもっとも目立つのが、液晶テレビ。地上デジタル対応で、地上波は非常に綺麗な画面です。地上デジタルは新しいホテルや液晶テレビを導入しているホテルでも対応せずに「宝の持ち腐れ」状態となっているところが多いんですよねえ。なので、このホテルは偉い。



標準客室でもミニバー完備はありがたいです。非常に良心的な価格設定でした。まあ、このホテルにはコンビニがあるので、そことの兼ね合いで、あまり高い価格設定が出来ない、というのが本当のところでしょう。

客室からの眺めです。私は19階に泊まったのですが、レインボーブリッジはギリギリ望めました(実際、このホテルでは20階以上のブリッジ側をレインボーブリッジフロアとしているそうです。19階以下だとホテル日航(↑左下)が邪魔をします)。
それにしても、ここに泊まると、失礼ながら、ホテル日航がちっぽけに感じますなあ〜。
部屋に置かれていたメリディアンのワールドワイド・ディレクトリをによると、ホテル日航グループってメリディアンと提携してるんですねえ。ということは、こことあちらは関係が無くもない、ということですな。

右手に目を移すと、天下のフジテレビがど〜んとそびえております。

今回泊まっている部屋で一番気に入ったのが「バスルーム」で、この角部屋は、構造上、バスルームが奥行きがあってとても広く、しかも「窓」があります。ただ、フジテレビや首都高を眺めながらのんびり湯船に浸かれることを夢見たんですけど、残念ながら、浴槽に浸かると窓の位置が高くて下界を眺めるのが難しく、また、お湯を張ると窓がすぐに曇ってしまい、景色は堪能できませんでした。せめて窓にくもり止めを…と思いましたが、それでも、バスルームに窓があるのはいいですねえ。

洗面台は黒が基調でなかなか高級感がありました。写真左にある巾着にはアメニティーグッズが入っており、巾着ごとお持ち帰り可です。

トイレはウォシュレット付。浴槽は、それ自体のサイズは標準的なものですが、先述の通り、構造上広いバスルームにあり、窓もあるので、開放感は抜群です。これでジャグジーでも付いていたら言うこと無しなのですが、まあ、スタンダードな客室ですから、多くは望みません。


ホテルのワインイベントでヌーヴォーを飲みまくり、その後客室でもフルボディの赤を1本空け、酔っぱらった私は早々に爆睡。
ふと目が覚めると、ちょうど日の出タイムで、窓からは、ビル群やブリッジが全てピンクに染まった素晴らしい景色が。
朝食は、最上階の「スターロード」で洋食ビュッフェを。
眺めは良いんですけど、朝食の内容は改善の余地ありかな、と。まともに払うと¥2,800くらいするんですが、価格に見合った内容とは思えません。せめて、ジュース類、特にオレンジジュースくらいは「フレッシュ」で提供していただきたいと…。
客層を見ると、ファミリー、カップル、地方からの観光客がメインで、ビジネス客は少数。メリディアンだからか、フランス人と思われる外国人もちらほら。ホテルに泊まり慣れていない人々が多数を占めていて、ここのスタッフは大変だろうな、と思いました。
滞在中、フィットネスクラブを利用しました。なかなか素敵なんですが、このクラブは、アトリウム棟というホテル客室のある棟とは異なる棟にある為、客室から結構遠く、歩きます。また、ジムのエリアがちょっと狭い、というか、絶対的な広さがないところに色んな器具があまり間隔なく置かれているので、窮屈さを感じました。

都心にありながら、他の都心のシティホテルのようなビジネス客を意識した機能的な(すなわちあまり面白みのない)造りではなく、かと言って華美さが前面に出ているわけでもなく、非常に落ち着いた雰囲気のホテルでした。
遠出する時間的な余裕はないけど、リフレッシュしたいと思っている方は、週末をこのホテルで過ごすというのは、手かと思います。
また泊まりたいです。
キャピトル東急ホテル(スーペリアダブル)
2006/11/07 Tue [Edit]
宿泊時期:2006年11月
満足度: ☆☆☆☆☆☆☆
1963年に国会議事堂の裏手に「東京ヒルトンホテル」としてオープン。1983年に「キャピトル東急ホテル」となりましたが、東急ホテルズのフラッグシップとして、長らく君臨してきたこのホテルも、今月末を以て、クローズします。
このホテルで催されるパーティーに出席することになった私は、せっかくなので、宿泊もすることにしました。

チェックインをして、鍵を受け取り客室へ。
ここのホテルに泊まるのは初めてですが、荷物は自分で運ぶスタイルなのかな?、と思ってしまうくらい、フロントの人も周囲のスタッフも私の持っている重めの荷物に何のフォローもしてくれませんでした。私がよく行くヒルトン系列各ホテルですと、フロントに近づくやいなや
「お荷物お持ちします」
とスタッフがすっ飛んできます。そういうのに慣れてしまっている私には、ヒルトンと同価格帯のこのホテルがそうでないことに、ちょっと戸惑いました。
フロント脇のエレベーターに乗ると、

幅が広くてゆったりしたサイズのこのエレベータの隅に、小さなチェアがあるのに気づきます。以降チェックアウトするまで何度もエレベータを利用しましたが、荷物を置いたり座ったりと、このチェアはかなり重宝しました。こういう気配りが出来るホテルなのに…、とチェックイン時の荷物のことを思い出してしまいます。

エレベータを下りて、通路を歩くと、
「このホテルは天井が妙に低いなあ〜」と感じます。このあたりも、このホテルをクローズして立て直すことにした原因の1つかもしれません。

各客室の扉には、これまでのご愛顧を感謝する意味だと思いますが、和紙製の「Thank you」プレートが付いていました。

和のテイストがふんだんに盛り込まれ、とてもシックな客室でした。

ライティングデスクは、書き物をするのにちょうど良いサイズ。LANも装備されています。ちなみに、デスク上にあるものは、このホテルのキーで、丸いところがホルダーです。キャピトル名物と言ってもいいでしょう。

オットマン付きのソファー。背もたれの角度がややきつく、もう少し倒れている造りだとより快適なんですが、それでも座り心地は良いです。
後方の照明は、足踏みで操作でき、便利です。

障子と襖がカーテン代わりに使用されています。これは、新宿に移転した「ヒルトン東京」やその後オープンした「ヒルトン東京ベイ」などに受け継がれています。
以前は、ヒルトン東京に泊まった時に「シティーホテルに障子や襖はないでしょ(-_-)」と思ったことがありました。「シティーホテル=洋風であるべし」という勝手な観念があり、和のテイストを嫌っていました。でも、自分がどこかの国に出かけたら、その国のテイストを感じることの出来るホテルに泊まりたいです。日本を訪れる外国人もそう思うのではないかと思います。だから、日本にあるホテルが日本の雰囲気を出す、というのは非常に大事なことだと思い直し、以降、和風を嫌悪する気持ちは無くなりました。

ベッド周りも和のテイスト。
ベッド自体は標準的な寝心地でしたが、茶色の枕(クッションと言ったほうが正確かな)の弾力が私好みで、とても欲しくなりました。そういう思いもあって、閉館後の客室備品の行方が気になりました。一般に販売するんでしょうかねえ。

こういうデザインは、外国人に受けると思います。

テレビはブラウン管。オンディマンドのチャンネルはなく、1日いくらで有料チャンネル見放題、という方式でした。
左側の三面鏡の化粧台が特徴的。右側の出っ張り部分を開けると、ファックスが入ってました。

ミニバー。ポット、パックのお茶と有料のコーヒー。引き出しの中にはウィスキー等のミニボトル。冷蔵庫には、アルコール・ノンアルコールのドリンクがひととおり入ってました。

窓からの夜景です。反射してしまい、見づらいかと思いますが、赤坂・TBS方向の景色です。

こちらは朝撮影。右側にはホテル建物が。

下には、和食レストランと池があります。池には立派な鯉が多数泳いでました。



バスルームは標準的なユニット。トイレはウォシュレットです。アメニティー類は、閉館後に価値が出るかもしれませんね。

これらも将来価値が出そうなので、いただいて帰りました。


キャピトル東急の名物に宴会場「真珠の間」があります。シャンデリアが真珠で出来ていることからこの名称が付いているのですが、閉館後、シャンデリアはどうするんでしょうか?

宴会場フロアに「ありがとう−with gratitude」と筆で書かれてました。

朝は、「サ・ガーデンビュー」でビュッフェスタイルの朝食を撮りました。窓側の席を案内していただきました。池のある日本庭園は、本当に落ち着きます。これが無くなるのは惜しいです。

このホテルは、正面玄関を出るとすぐ「日枝神社」があります。朝食後に散歩しました。

ビジネスアワー直前の時間帯ですが、とても静かです。緑が多く、新鮮な気持ちになることが出来ました。
「本当に閉館しちゃっていいの?」
滞在を終えて思ったことです。
このホテルは、残すことに価値があるのではないかと思えてなりません。オープンから43年経過し、建物・施設も老朽化しているでしょうし、広くて豪華で機能的な高級ホテルが続々オープンする中、改修・改装によるグレードの維持には限界があるのかもしれませんが、長く営業してきたからこそ醸し出される歴史や雰囲気があるわけで、それって、高級ホテルにはある意味一番必要なものかもしれません。最近オープンしたホテルでは欲しくても手に入らないもの、だから価値があります。
無くすのは、もったいないです…。
4年後に出来る新たなフラッグシップホテルに、キャピトルのDNAをどれだけ反映できるかに、期待したいと思います。
満足度: ☆☆☆☆☆☆☆
1963年に国会議事堂の裏手に「東京ヒルトンホテル」としてオープン。1983年に「キャピトル東急ホテル」となりましたが、東急ホテルズのフラッグシップとして、長らく君臨してきたこのホテルも、今月末を以て、クローズします。
このホテルで催されるパーティーに出席することになった私は、せっかくなので、宿泊もすることにしました。

チェックインをして、鍵を受け取り客室へ。
ここのホテルに泊まるのは初めてですが、荷物は自分で運ぶスタイルなのかな?、と思ってしまうくらい、フロントの人も周囲のスタッフも私の持っている重めの荷物に何のフォローもしてくれませんでした。私がよく行くヒルトン系列各ホテルですと、フロントに近づくやいなや
「お荷物お持ちします」
とスタッフがすっ飛んできます。そういうのに慣れてしまっている私には、ヒルトンと同価格帯のこのホテルがそうでないことに、ちょっと戸惑いました。
フロント脇のエレベーターに乗ると、

幅が広くてゆったりしたサイズのこのエレベータの隅に、小さなチェアがあるのに気づきます。以降チェックアウトするまで何度もエレベータを利用しましたが、荷物を置いたり座ったりと、このチェアはかなり重宝しました。こういう気配りが出来るホテルなのに…、とチェックイン時の荷物のことを思い出してしまいます。

エレベータを下りて、通路を歩くと、
「このホテルは天井が妙に低いなあ〜」と感じます。このあたりも、このホテルをクローズして立て直すことにした原因の1つかもしれません。

各客室の扉には、これまでのご愛顧を感謝する意味だと思いますが、和紙製の「Thank you」プレートが付いていました。

和のテイストがふんだんに盛り込まれ、とてもシックな客室でした。

ライティングデスクは、書き物をするのにちょうど良いサイズ。LANも装備されています。ちなみに、デスク上にあるものは、このホテルのキーで、丸いところがホルダーです。キャピトル名物と言ってもいいでしょう。

オットマン付きのソファー。背もたれの角度がややきつく、もう少し倒れている造りだとより快適なんですが、それでも座り心地は良いです。
後方の照明は、足踏みで操作でき、便利です。

障子と襖がカーテン代わりに使用されています。これは、新宿に移転した「ヒルトン東京」やその後オープンした「ヒルトン東京ベイ」などに受け継がれています。
以前は、ヒルトン東京に泊まった時に「シティーホテルに障子や襖はないでしょ(-_-)」と思ったことがありました。「シティーホテル=洋風であるべし」という勝手な観念があり、和のテイストを嫌っていました。でも、自分がどこかの国に出かけたら、その国のテイストを感じることの出来るホテルに泊まりたいです。日本を訪れる外国人もそう思うのではないかと思います。だから、日本にあるホテルが日本の雰囲気を出す、というのは非常に大事なことだと思い直し、以降、和風を嫌悪する気持ちは無くなりました。

ベッド周りも和のテイスト。
ベッド自体は標準的な寝心地でしたが、茶色の枕(クッションと言ったほうが正確かな)の弾力が私好みで、とても欲しくなりました。そういう思いもあって、閉館後の客室備品の行方が気になりました。一般に販売するんでしょうかねえ。

こういうデザインは、外国人に受けると思います。

テレビはブラウン管。オンディマンドのチャンネルはなく、1日いくらで有料チャンネル見放題、という方式でした。
左側の三面鏡の化粧台が特徴的。右側の出っ張り部分を開けると、ファックスが入ってました。

ミニバー。ポット、パックのお茶と有料のコーヒー。引き出しの中にはウィスキー等のミニボトル。冷蔵庫には、アルコール・ノンアルコールのドリンクがひととおり入ってました。

窓からの夜景です。反射してしまい、見づらいかと思いますが、赤坂・TBS方向の景色です。

こちらは朝撮影。右側にはホテル建物が。

下には、和食レストランと池があります。池には立派な鯉が多数泳いでました。



バスルームは標準的なユニット。トイレはウォシュレットです。アメニティー類は、閉館後に価値が出るかもしれませんね。

これらも将来価値が出そうなので、いただいて帰りました。


キャピトル東急の名物に宴会場「真珠の間」があります。シャンデリアが真珠で出来ていることからこの名称が付いているのですが、閉館後、シャンデリアはどうするんでしょうか?

宴会場フロアに「ありがとう−with gratitude」と筆で書かれてました。

朝は、「サ・ガーデンビュー」でビュッフェスタイルの朝食を撮りました。窓側の席を案内していただきました。池のある日本庭園は、本当に落ち着きます。これが無くなるのは惜しいです。

このホテルは、正面玄関を出るとすぐ「日枝神社」があります。朝食後に散歩しました。

ビジネスアワー直前の時間帯ですが、とても静かです。緑が多く、新鮮な気持ちになることが出来ました。
「本当に閉館しちゃっていいの?」
滞在を終えて思ったことです。
このホテルは、残すことに価値があるのではないかと思えてなりません。オープンから43年経過し、建物・施設も老朽化しているでしょうし、広くて豪華で機能的な高級ホテルが続々オープンする中、改修・改装によるグレードの維持には限界があるのかもしれませんが、長く営業してきたからこそ醸し出される歴史や雰囲気があるわけで、それって、高級ホテルにはある意味一番必要なものかもしれません。最近オープンしたホテルでは欲しくても手に入らないもの、だから価値があります。
無くすのは、もったいないです…。
4年後に出来る新たなフラッグシップホテルに、キャピトルのDNAをどれだけ反映できるかに、期待したいと思います。

